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2016年
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第1話先行上映会(東京)オフィシャルレポート

 10月8日より放送がスタートする『うどんの国の金色毛鞠』。放送に先駆け、9月22日に新宿バルト9にて第1回先行上映会が行われました。上映後には、キャストの中村悠一さん(俵宗太役)、古城門志帆さん(ポコ役)と宅野誠起監督が登壇し、作品についてのトークショーが行われました。

 中村さん、古城門さんと順にステージへ。最後に呼ばれた宅野監督の姿に、会場が騒然となりました。作品に登場するキャラクター・ガオガオちゃんの顔がついたポシェットを斜めがけに。前髪を上げておでこを出し、ほっぺたは真っ赤という、幼稚園児のようなスタイルです。戸惑う客席を見て、「笑っていただいて大丈夫ですよ」と中村さん。周囲に提案されて乗ってしまったと恥ずかしがる宅野監督でしたが、会場の雰囲気が一層和やかになりました。

 第1話での俵宗太について中村さんは、「30歳という年齢は、まだ青いのか、それとももう一人前なのかという塩梅が難しい。第1回のアフレコで宅野監督から『もっと若者にしてもらえますか』と言われたんです。完成したものを観て、自分が想定しているよりもっと青いんだなって思いました」と、30歳という年齢設定に悩んだことを告白。一方の古城門さんも、不思議な子どもポコを演じるにあたって試行錯誤をしたそう。「ポコの本能の部分を出してほしいと言われたので、台本をただ読むことはやめようと。台本の文字を黒く塗りつぶしてアフレコに臨みました」と、驚きの方法を教えてくれました。

 舞台が香川県とあって、登場人物のほとんどが讃岐弁。讃岐弁指導が入り、声優陣はみんな苦労しているそう。中村さんは香川県出身ですが、もう地元の言葉はあまり話せないとのことで、「回想シーンでは讃岐弁を話すので、僕も方言指導を受けています」と苦笑い。そんな中で近所のおばあさんを演じた声優くじらさんの讃岐弁を、中村さんも大絶賛。「こんなおばあさんいたなって思ったぐらい。ディレクターも『地元感がすごい』とベタ褒めです」と、アフレコ現場の様子を語りました。

 この作品で宅野監督がやりたいことは、「香川が持つ風景の美しさをアニメで表現すること」。すでに香川に3回もロケハンに行っており、今後もまだ行く予定があるそう。「香川のあちこちに行き、入念にリサーチをしました。香川の空気感を出すことに力を入れています」という宅野監督の言葉に、中村さんも「屋島で瓦投げをするシーンが出てきて、懐かしく思いました」と、アフレコを通じて故郷のことを思い出している様子。古城門さんもすでに香川に行っており、「風景描写が本当に細かいです」と、アニメを見て改めて驚いたそう。

 ここで、スペシャルゲストとしてガオガオちゃんが登場。これから始まる「あなたの街にガオガオちゃん現る」キャンペーンの告知をしてくれました。ガオガオちゃんの登場でさらに盛り上がりましたが、残念ながらお時間はここまで。最後に3人から、放送を待つファンに向けてメッセージが届けられました。

「世代を問わずいろんな人たちが楽しめる物語です。家族を描くと同時に様々な立場の人を描いているので、いろんな見方ができると思います。シナリオも相当練りましたので、放送を楽しみにしてください」(宅野監督)
「どんな人の心にも寄り添うような、温かい作品です。落ち込んだ日もいいことがあった日も、見ればきっとホッとする作品。日常が描かれているけれど、生きるって何だろうっていう深いテーマも感じます。ぜひ期待してください」(古城門さん)
「2話以降も香川のリアルな街並みや名産品が登場します。このアニメをきっかけに香川に行ってみようかなと思ってもらえたら、きっと成功なのかなと。故郷がある人、地元を離れて都会に出た人にも見てほしい。みなさんがそれぞれ持っている、地元への愛をもう一度確認してもらえたらいいですね」(中村さん)

 見ればきっとうどんが食べたくなる、地元に帰りたくなるアニメ『うどんの国の金色毛鞠』。様々な思いを残してくれた第1回上映会&トークショーでした。

取材・文/大曲智子

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